Unreal Engineの機能を利用して、バックグラウンドになった際に即座にルームから退出することができます。
STRIXを利用するモバイルアプリがバックグラウンドになったときには、基本的にはサーバーとの通信が切断され、ルームから退出します。実際の切断までの時間は、OSやバージョン、Androidの場合はメーカーや機種によっても異なりますが、最短で1秒以内、最長で2分間程度になります。
Unreal EngineにはPlatform Game Instanceというクラスがあり、このクラス (またはその派生クラス) をゲームインスタンスとして使用することにより、バックグラウンドへの移行や復帰を検出できます。バックグラウンドへの移行の際にはApplication Will Enter Background Delegateが、復帰の際にはApplication Has Entered Foreground Delegateが、それぞれ実行されます。
Application Will Enter Background Delegateを利用して、退出までの待ち時間を短くできます。バックグラウンドに移行する際にLeave Roomを呼ぶことで、バックグラウンドによる通信切断を待たずにルームから退出させます。
また、バックグラウンドからアクティブに復帰した際には、そのクライアントはルームから退出した状態になっており、レプリカも削除されています。そのままプレイを続行することはできません。Application Has Entered Foreground Delegateを利用して、以前と同じルームに参加し直したり、他の適切な画面 (タイトル画面など) へ遷移したりといった処理を行う必要があります。
Platform Game Instanceに関して詳しくはUnreal Engineのドキュメントを参照してください。